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「時間術大全」

こんにちは!Jinnaiです!

「時間術大全」という本を読んだので、おおまかな内容と個人的な感想を書いていこうと思います。

タイトルからしていかにも時短術とか生産性を上げる方法が書かれているのかと思っていましたが、この本のまえがきでこの思い込みは違うということが記されています。

「自分にとって大事なことをする時間をもっと作るためのノウハウ」を紹介していると書かれています。

思ってたんと違うと思いながらも読み進めましたが、結果、自分の生活に潜む無駄やそれの原因に気づくきっかけになりました。

あなたの大事なことって何ですか?

家族や友達と過ごすこととか、副業とか趣味とか

まあ、ひとそれぞれですね。

そのための時間をより多く確保することができれば、人生は豊かになるでしょう。

では、その自分のやりたいことをするための時間をどう確保するか?

生産性を上げて、自分のやるべきことを速く終わらせて、自分の時間を確保する。

これも立派な時間術だと思います。「神時間術」で紹介されている方法を駆使すれば、仕事ややらないといけないことをする時間を短縮することができるでしょう。

ですが、現代ではやるべきことが多すぎます。そして気をそらす要素も多すぎます。

これでは、自分のやりたいことを全てするには時間が足りません。

ではどうするか。

あなたがやらないといけないと思っていることは果たして本当にそうなのかを考えるのです。無意識にしてしまっているこ都に無駄がないかを見直すのです。

この本を読むことで、自分が今まで無駄な時間を過ごしていたことに気づきます。そうなってしまった理由もわかります。

そして、それを改善する方法が盛りだくさんです。

ここでも少しだけ紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

時間術の4つのステップ

この本では時間術のステップを4つに分けて解説しています。その4つとは以下の通りです。

・ハイライト

その日のメインのタスクや目標を決める段階です。

これを決めないと、夜になって振り返った時に、「今日自分何してた?」という困った事態になってしまいます。

なにか形あるものを作るということでなければ、自分のしたことって案外分からないものです。

本当は結構な時間頑張っていたのに、その成果が目に見えないので萎えてしまうのです。

「今日はこれをする!」と決めて

「目標通りにすることができた!」となれば、

自分のしたことが明確になるので、それが達成感になり、自信になります。

また、自分の一番やりたいことをハイライトに選ぶことで、それをする確率が高まります。

それは目標が明確だからというのもあるし、ハイライトのために時間やエネルギーを温存しているからです。

・レーザー

超集中して取り組むことです。

邪魔になるものを一切排除して、集中して取り組む環境を整えます。

多くのページを割いて主張しているのが、スマホの設定や使い方を見直して、無駄に触る時間をなくせということです。

本では「無限の泉」という言葉が登場しますが、スマホやパソコンはデフォルトの設定や使い方をしていると、永遠に触ってしまうようにできています。それをどうにかしようという内容です。

・チャージ

超集中とは対照的に、心身を休ませる段階です。

またすぐに超集中モードに戻れるようにするには、休み方も気を付けなければなりません。

運動をするとかカフェインを摂るとか仮眠をとるとか

多くの集中力に関する本と共通した内容が多いので理解に苦しむことはありませんね。

この本ならではの情報としては、断食するべきか間食をとるべきか(結論 方法を間違えなければ、自分に合うと思うほうを選べばよい)という議論や、森と親しむこと・ダークチョコレートを食べることが体にいい休み方だということなどです。もっとありますが。

・チューニング

あまり詳しく触れられていないですが、PDCAのCのようなものです。自分の行動や成果を振り返る段階です。

便利なテクノロジーが時間を奪う

僕がこの本を読んで一番納得したことは、レーザーの紹介をしたところでも述べましたが、スマホやパソコンはずっと人の興味をひいてしまう「無限の泉」であるということです。

無料ですぐに始められるから気づいたら新規のクソゲーにいそしんでる

SNSで友人や有名人の楽しそうな姿を見る(自分には関係ないのに)

YouTubeが次々に自分好みの動画を紹介してくる

現代はなんて誘惑が多いことか、刺激が多いことか

これらのことがあなたの集中力を妨げています。

皮肉にも、生活を豊かにしてくれるはずのテクノロジーの進化がこんな自堕落な生活を作っているのです。

最強の生産性は「原始人と現代人のいいとこどり」

人間が誕生したのは20万年前

人がテクノロジーに囲まれて生活し始めたのは100年前

つまり、長い人間の歴史の中でもテクノロジーを使い始めたのは本当に「つい最近」なのです。

そして、人間の体はまだ今の生活環境に順応していません。

体の機能はいまだ原始人と変わりありません。

運動すると脳が働くのも、周りで音が鳴ったりしたらすぐにそちらに注意が向くのも、全部原始人仕様の体だからです。

何が言いたいかって、テクノロジーの進化は、人間の機能を落とすのも無理はないのです。そして、人間の体の機能を十分に発揮するには、原始人の生活にあやかるのが近道だということです。

それプラス、テクノロジーを使いこなすことで、人間史上最高の生産性を生むことができるのです。

3段階目であるチャージの多くがこの「人間らしい習慣」によるものであることも、読み進めるとわかってくると思います。

まとめ

あれ、結局時間術大全には「生産性を上げる」とか「集中してタスクを片付ける」方法が載っていました。少なくとも僕にはそういう風に読み取れました。

そうなんです。自分の時間を作ろうとすると結局生産性を上げることにつながるんです。

今日一日の目標を掲げ、集中して取り組む環境を作り、正しい方法で休み、自分の行動をあとで見直す。

単純だからこそ取り組みやすいメソッドだと思います。

時間術を学びたいなら読んで損はない一冊だと思います。

また、ジェイクとJZの物語は読み物としても面白いし、イラストもどれもユニークで、楽しく読み進められることができました。

文章が苦手という人にもおすすめです。

良い研鑽ライフを!

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