こんにちは!Jinnaiです!
「頭の回転が遅い、速くしたい」というコンプレックスを持っている方、多いと思います。
そんな方にお勧めなトレーニング方法が、今回紹介する速聴です。
速聴とは、速度を上げて音声を聴くトレーニング方法で、YouTubeやオーディオブックを使用して実践することができます。
速聴を習慣的に行うことで、頭の回転速度の上昇を実感できるそうです。
本記事では、速聴にどのような効果があるのか、そのような効果がある根拠、効果的な方法を解説していきます!
本記事の結論
- 速聴には頭の回転を速くする効果(コミュ力UP、勉強効率UP 等)がある
- 毎日15分くらい、ぎりぎり聞き取れるくらいのスピードで、意味を理解しながら聴くのが効果的
- インプットの方法としても速聴は優れている
速聴の効果は本当か?
脳は意識すれば鍛えられるものである
そもそも「脳トレで頭の回転を速くすることができるのか」という疑問もあると思うので、そこから説明していきたいと思います。
「脳トレで頭の回転が速くなるのか」という問いの答えは、「Yes」です。
それは、脳には神経可塑性という性質があるからです。
簡単に言えば、脳は使い方次第で形や機能が変わる(トレーニングや習慣によって変化する)性質があるということです。
脳トレによって普段使われていなくて衰えている脳の領域を活性化させることで、頭の回転を速くすることも可能なんです。
神経可塑性については、こちらの記事でまとめていますのでぜひ参考にしてみてください。
-
目標達成にかかわる「神経可塑性」と「ホメオスタシス」という脳の性質
2021/9/25
速聴で鍛えられる脳の領域「ウェルニッケ中枢」
速聴によって鍛えることができる脳の領域が「ウェルニッケ中枢」という部分です。
ここは言語の意味を理解する領域で、目で見た文字や耳から聞いた言葉は最終的にこのウェルニッケ中枢に伝達され、意味を理解します。
速聴によって、普段よりも大量な情報が耳に入り、それをウェルニッケ中枢で理解しようとすることで、この領域が鍛えられるのです。
ウェルニッケ中枢が活性化することで、単位時間あたりの、処理できる情報が多くなります。このことによって、速聴だけでなく速読の力も上がります。
反対に、速読をすることでもこのウェルニッケ中枢を鍛えられると言えます。
速読の方法としては、瞬読が効果的だと思います。瞬読については、以下の記事を参考にしてみてください。
また、脳の中でウェルニッケ中枢が発達すると、大脳のほかの領域にも効果が波及することが分かっています(脳科学ではこれを汎化作用というそうです)。
それにより、速聴・速読だけでなく、理解力・集中力・記憶力・判断力などにも良い影響を与えます。
速聴の効果とメリット
1.スムーズなコミュニケーションがとれるようになる
速聴の最も基本的な効果は、ウェルニッケ中枢が鍛えられることで、速聴・速読ができるようになることです。
「速聴ができるからなんなの?」と思う方もおられると思いますが、速聴ができるようになると普通の会話のスピードが遅く感じられます。
すると、相手が何を言おうとしているのかが分かったり、気が利いたことを言えるようになったりします。
会議などの大人数の会話でも、話についていけなくなることを減らせるでしょう。
2.勉強効率が上がる
速聴によって速読の能力もUPするので、資料や参考書を読むスピードも上がります。
また、汎化作用により集中力や記憶力なども上がるので、勉強効率がグンと上がることが期待できます。
3.インプットの時間が減る
当たり前ですが、速聴でインプットしようとすれば、速度が速いぶん時間が短縮されます。
また、速聴トレーニングによって情報処理能力・理解力が高まっていれば、何度も学び直さないでもよくなります。
インプットの時間が減ると、自由に使える時間が増えます。つまり、別のことに時間と使えるようになるので、自分磨きに活用できるのです。
速聴の効果を実感するためのコツ
ただ音声を倍速にして聞き流すだけでは、効果を実感しにくいです。
速聴の効果を実感するために、最低限これらの条件はクリアするようにしましょう。
音声の意味を理解する
ウェルニッケ中枢は、言葉の意味を理解する役割がある領域です。
つまり、意味を理解しようとすることで、この領域に負荷をかけて鍛えることができるということになります。
意味を理解せず、ただ垂れ流しているだけではあまり効果がないということです。
スマホを見ながらとか、別のことをしながらだと、意味を理解するのがおろそかになりやすいので、速聴トレーニングはながらではなく集中して取り組むことをお勧めします。
毎日15分は実践する
脳をトレーニングによって変化させるには、ある程度の時間継続することが大切です。
速聴に関しては、なるべく毎日15分くらい実践することで効果を得られます。
最初のほうはあまり効果を実感できないかもしれませんが、地道に継続していきましょう。
ぎりぎり意味を理解できる速さ
脳に負荷をかけることで鍛えられるので、なるべく負荷をかけるようにしましょう。
負荷の軽い重いは、音声の速度で調節できます。
ですが、速すぎて理解できないスピードは意味がないので、ぎりぎり聞き取れるスピードで聴きましょう。
しばらく続けていると、もともと聞き取れなかったスピードでも聞き取れるようになります。
もっと効率よくトレーニングできる「逆聴」
単に倍速の音声を聴いて理解するだけでも効果があるんですが、それよりも効果的な方法があります。それは「逆聴」です。
逆聴とは、テキストをみながら、倍速の音声を聴くことです。この時、聴くだけの時よりも倍速率を上げます。3.5倍速くらいから効果があります。
これは、視覚・聴覚から同時に情報を脳に取り入れるので、聴くだけの時よりもウェルニッケ中枢に負荷を与えられるので効果的であると言えます。
YouTubeだったら重要なポイントを字幕で表示してくれる人がいるので、そういうチャンネルを選びましょう。
逆聴を本格的にするのであれば、オーディオブックでは限界があるので、速聴トレーニングのプログラムを利用するほうが良いと思います。
速聴は自分磨きに効果的である
速聴の効果と方法を紹介しました。
速聴は手軽にできて、いろんな能力を向上させられる万能なトレーニングです。通勤・通学の時間をトレーニング時間にしてしまいましょう。
インプットしながらトレーニングができるのが魅力的ですよね。
毎日の習慣にして、頭の回転を高速にしていきましょう。
よい研鑽ライフを!