こんにちは!Jinnaiです!
学生の皆さん、若手サラリーマンの皆さんには家に帰ってからしないといけないことがありますよね。
そう。勉強です。
勉強が好きだったり得意だったり、全くそうでもなかったり。でもどんな人でも
- 効率的な勉強法を知りたい!
- テストでいい点を取りたい!
- 資格を取りたい!
と思うのではないでしょうか。
そんな方に向けて、数記事に分けて効率的な勉強方法についてまとめたいと思います。
気になるところからでもいいのでぜひ見ていってください!
今回は、効率的に理解を深め、記憶に定着させる「アクティブラーニング」についてです。
効率的な学習を促す「アクティブラーニング」とは
アクティブラーニングとは、積極的・能動的に学ぶことです。
授業をなんとなく聞いてるだけ、テキストを読むだけという受け身な勉強は止めようということです。
具体的な方法を先に言えば、
- 勉強するときは五感をフルに使う
- 内容を理解するためには人に説明してみる
- 暗記するためには想起する
というものです。
アクティブラーニングをすることで、脳が活性化されたり、内容を理解せざるを得ない状況になったりするため、受け身な勉強よりも理解力が高まる効果があるんです。
資格を取るためやテストのための勉強は一人ですることが多いと思います。
なので本記事では、一人でもできるアクティブラーニングを多くまとめています。
独学アクティブラーニングの3つのコツ
想起
想起とは、記憶の中から必要な情報を引っ張りだすことです。
勉強したのにテストで思うように点数が取れなかったり、本を読んでも内容をすぐに忘れてしまうのは、一度頭に入れた後に一度も「思い出す」ということをしなかったために、脳が不要な情報だと判断し忘却してしまうのが原因です。
逆に言えば、想起することで、脳がその情報は重要であると判断して、長期記憶に保管してくれるのです。
そして、想起を繰り返すことで、脳内のネットワークが変化し、簡単に思い出せるようになります。
効率的な勉強をしていきたいなら、想起をうまく学習の中に取り入れるようにしましょう。
想起を取り入れた勉強法として、今回はクイズ化と分散学習を紹介します。
クイズ化
単語カード、模擬テスト、テキストの暗唱、問題集なども、学習内容を思い出すというプロセスが入るのでとてもお有効です。
それ以外の方法としては、自分でクイズを作るという方法もあります。これはかなりお勧めです。
自分でクイズを作る際のポイントとしては、以下の3点を参考にしてみてください。
- 覚えたいところを穴埋めにする
- 何回でも挑戦できる様式にする(直接書き込まずに別の紙に答えを書くようにするなど)
- 問題を作るときはテキストの文章をパクるのではなく自分の言葉で書く
クイズ化は、問題を一回作ってしまえば、場所や時間を選ばずに行うことができるのも魅力です。
クイズを書いた紙をスマホで写真を取ったりスキャンで取り込めば、スマホを使って自作のクイズを解くことができます。
クイズ化は勉強だけでなく、本を読むときにも有効です。
見開き2ページを読んだらいったん本を伏せて、「今読んだところにはどんなこと書かれてあったか」というクイズを自分に出すのです。思い出すというプロセスをはさむと、内容の理解が深まりやすくなります。
クイズ化は手軽に想起というプロセスを取り入れることができる点でとても優れた勉強法です。
できることなら毎日最低でも数問のクイズを解く習慣をつけてみましょう。
分散学習
分散学習とは、復習のタイミングを徐々に空けていく学習方法です。
具体的に言えば、一回目の復習を2日後にして、二回目の復習を1週間後、三回目を2週間後、四回目を1か月後という風な感じです。
早いうちに何回も復習を繰り返しても記憶の定着はするのですが、何度も同じところを学習するのは非効率ですよね。
なるべく少ない回数で記憶の定着をしていきたいところです。
もっとも有効な復習のタイミングは、「忘れる前」ではなく「忘れかけている時」とされています。
このタイミングで復習することで、脳が必要な知識であると認識して覚えやすくなるんだそうです。
では復習するのにもっとも有効なタイミングとは、具体的にどのくらいなのでしょうか?
メンタリストDaiGoさんの「超効率勉強法 学研プラス」という本では、現時点での最も精度の高い研究結果が紹介されていました。それによると
- 最初の復習は1~2日後
- 2回目は7日後
- 3回目は16日後
- 4回目は35日後
- 5回目は62日後
がいいそうです。
この日数を厳格に守る必要はありませんが、これを目安に勉強のスケジュールを立ててみてはいかがでしょうか。
効率的な暗記の方法
想起を取り入れた学習方法を紹介しましたが、学習内容を思い出すためにはまず覚えないといけませんね。
軽くですが、暗記の有効な手法についても紹介していきます。
チャンク化
チャンク化とは、ものごとをとあるルールにのっとってグループ化して覚えることです。
世界四大文明、ポケモンの世代ごとの御三家などを大体の人はセットで覚えているのではないでしょうか。
世界で一番高い山、世界で一番大きい国というのも、「世界で一番」というチャンクがあることで記憶しやすくなります。
グループ化といっても、論理的でなくても構いません。自分にだけわかるチャンクがあっても良いです。
自分なりに考えて作ったチャンクは忘れにくいので、そのグループごと覚えやすくなります。
新しく覚えることでチャンク化できそうなものは、チャンク化して丸ごと覚えましょう。
ぱっと見チャンク化できそうになくても、無理やり自分なりにチャンクを見つけることで、忘れにくくなるはずです。積極的にチャンク化していきましょう。
五感をフルに使った学習
五感をフルに使った学習は、テキストの黙読という視覚だけに頼った学習よりも効果があるとされています。
それは、五感を使ったほうが脳への刺激が強くなり、記憶の定着が行われやすくなるからです。
具体的な方法は後で紹介していきます。
ティーチングテクニック
ティーチングテクニックとは、学んだことを誰かに説明するという形でアウトプットすることです。
とある研究では、実際に人に教えることはなくても、「この後人に教えないといけない」と思うだけでも学習の効率が高まるということが明らかになりました。
後で教えるんだからちゃんと理解しないといけないという責任感も理由にはあると思いますが、「この部分を初めて勉強する人にどう説明したらいいだろうか」という風に教えている状況を想像することで、より理解を深めることができるのです。
学習した内容を実際に人に説明するのも良いし、聴いている人がそこにいると仮定して説明するのでもどちらでも効果があります。
とにかく、学んだ内容を声に出して、わかりやすい自分の言葉で説明するというのがこのテクニックのポイントです。
五感をフルに使った学習
五感をフルに使った学習は、脳を刺激をするので、記憶の定着や飽きの防止に役立ちます。具体的な方法は以下の4つです。
音読
音読は、黙読よりも内容の理解力が高まります。
それは、読んだ自分の声が耳に入ること、口を動かすことが脳に刺激になるからです。
ただ注意点は、ただ読むだけでは意味ないということです。
皆さんも経験あると思いますが、読むだけに集中していると、読んではいるけど内容が頭に入らないということがたまにあると思います。それでは当然学習効果はありません。
読んでいる内容をイメージすることで、理解力を高めることができます。
音読する際は、読むこととイメージすること両方を意識してみてください。
複数のメディア
勉強をするなら、テキストを読むだけでなく、ネットの記事やYouTubeなども積極的に活用しましょう。
複数のメディアを使うメリットは、
- 一つのことを違う言い方や観点で説明されることで理解が深まる
- 一つの媒体で学習するよりも脳が飽きずに集中しやすくなる
- 視覚だけでなく聴覚などの神経が刺激されることで、脳が活性化する
の三つが挙げられます。
最近ではオーディオブックやYouTubeなどの音声で学べることが多くなりました。
積極的にいろんな媒体に手を出して学習を進めましょう。
録音
ある程度学習が進んだら、その内容を要約して、音声メモに残しましょう。
聴覚を刺激した媒体を自分で作れるというのが魅力です。
まったく暗記できないものでも、ながらでもいいので聞き流せば覚えやすくなるはずです。
いつもと違うところでの勉強
いつも勉強するところではない場所で勉強すると、脳がいつもより活性化され、勉強がはかどります。
それは、記憶をつかさどる海馬には「場所ニューロン」という部分があり、慣れない場所に来ると海馬が活性化するからです。
旅行先で読んだ本の内容が頭に残りやすいのもこれの効果です。
カフェとか図書館などでも同様の効果を得られるので、家にこもって勉強するだけでなく、外の空気を吸いながら勉強してみてはいかがでしょうか。
効率的な勉強をするならアクティブラーニングを実践しよう!
勉強はテキストを読むだけ、授業をただ受けるだけでは効果は期待できません。
本記事で説明した「脳を刺激し、インプットとアウトプットを繰り返す」ということがアクティブラーニングのカギになります。
まずは、想起、ティーチングテクニック、五感を使うことを意識して、アクティブラーニングを実践してみましょう。
効率的な勉強は、アクティブラーニングだけでできるわけではありません。
- 集中力
- 勉強の準備
- 勉強後の過ごし方
- マインドセット
- ワーキングメモリ
これらも重要な要素になります。
これについての記事もぜひ参考にしてみてください。
良い研鑽ライフを!